• ¥ 1,650
  • 路上生活者となった若い男と病気持ちの女…ホームレスがたむろする中央駅を舞台に、二人の運命は交錯する。『娘について』(亜紀書房)を著したキム・ヘジンによる、どん底に堕とされた男女の哀切な愛を描き出す長編小説、初訳 【出版社より】

  • ¥ 2,420
  • 「新しい韓国文学シリーズ」第1作としてお届けするのは、韓国で最も権威ある文学賞といわれている李箱(イ・サン)文学賞を受賞した女性作家、ハン・ガンの『菜食主義者』。韓国国内では、「これまでハン・ガンが一貫して描いてきた欲望、死、存在論などの問題が、この作品に凝縮され、見事に開花した」と高い評価を得た、ハン・ガンの代表作です。 【出版社より】

  • ¥ 1,000
  • カッパに似た化け物「しばてん」の生まれ変わりといわれる太郎のたどる運命を、深いペーソスをたたえながら描きます。【出版社の内容紹介】 発行日: 1971年04月 ISBN: 9784032040500 対象年齢 3・4歳から

  • ¥ 1,760
  • 死と破壊、そして革命。 人々は今日をどのように記憶するのか。 「セウォル号沈没事故」「キャンドル革命」という韓国で起きた社会的激変を背景に、人が人として生きることの意味を問う最新作。 多くの人命を奪った「セウォル号沈没事故」、現職大統領を罷免に追い込んだ「キャンドル革命」という社会的激変を背景にした連作小説。 孤立し、閉塞感が強まる日常の中で、人はいかに連帯し、突破していくのか? 行く先に真の〈革命〉はもたらされるのか? 私たちが望む未来とは? ——人は誰もが唯一無二の存在という事実をあらためて突きつけていく。 デビューから15年。たくさんの読者を獲得すると同時に、文壇の確固たる支持を受け、名実ともに韓国を代表する作家となったファン・ジョンウンが放つ、衝撃の最新作。「d」と「何も言う必要がない」の2作品を収録。 2019年〈小説家50人が選ぶ“今年の小説”〉第1位に選出。 5・18文学賞、第34回萬海文学賞受賞作。 【目次】 ・d ・何も言う必要がない ・あとがき ・日本の読者のみなさんへ ・訳者解説 【書評・メディア情報】 週刊金曜日(10月30日号)/書評(長瀬海氏・ライター、書評家) 西日本新聞(11月28日)/カリスマ書店員の激オシ本(橙書店・田尻久子氏) クロワッサン(12月25日号)/書評(瀧井朝世氏・ライター) 2021年 東京新聞(1月18日)/大波小波で紹介 中日新聞(1月18日)/大波小波で紹介 ミセス(2月号)/今月の本・(蜂飼耳氏・詩人)   著者紹介 ファン・ジョンウン 1976年生まれ。2005年、短編「マザー」でデビュー。08年、最初の短編集『七時三十二分 象列車』を発表すると、現実と幻想をつなぐ個性的な表現方法が多くの人の心を捉え、〈ファン・ジョンウン・シンドローム〉を巻き起こす。 10年、最初の長編小説『百の影』で韓国日報文学賞、12年、『パ氏の入門』で申東曄文学賞、14年、短編「誰が」で李孝石文学賞、15年、『続けてみます』で大山文学賞、17年、中編「笑う男」(本収録作「d」)で金裕貞文学賞など、数々の文学賞を受賞。本作では5・18文学賞と第34回萬海文学賞を受賞している。 邦訳された作品に『誰でもない』(斎藤真理子訳、晶文社)、『野蛮なアリスさん』(斎藤真理子訳、河出書房新社)がある。 斎藤 真理子(さいとう・まりこ) 1960年新潟生まれ。訳書にパク・ミンギュ『カステラ』(ヒョン・ジェフンとの共訳、クレイン)、チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』(河出書房新社)、チョン・セラン『フィフティ・ピープル』(亜紀書房)、チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房)、ハン・ガン『回復する人間』(白水社)、イ・ギホ『誰にでも親切な教会のお兄さんカン・ミノ』(亜紀書房)など。『カステラ』で第1回日本翻訳大賞受賞。 【出版社説明より】

  • ¥ 2,750
  • 高校の文化交流で日本から韓国へやってきたショウコは、私の家に1週間滞在した。帰国後に送り続けられた彼女の手紙は、高校卒業間近にぷっつり途絶えてしまう。 約十年を経てショウコと再会した私は、彼女がつらい日々を過ごしていたと知る。 表題作のほか時代背景も舞台も異なる多彩な作品を収録。 いずれの作品の登場人物も哀しみ、苦しみを抱えながら他者と対話し、かかわることで、自らの人生に向き合おうとする。 時と場を越えて寄り添う7つの物語。 作者=チェ・ウニョン〔崔恩栄〕 198 4年、京畿道生まれ。高麗大学国文科卒。 2013年に「ショウコの微笑」で『作家世界』新人賞を受賞し、デビュー。 翌年には同作で第5回若い作家賞を受賞。 2016年に許筠文学作家賞、 2017年に「その夏」で第8回若い作家賞をそれぞれ受賞している。 「その夏」も収録した短編集第2作『私にとって無害な人』は、2018年に第5 1 回韓国日報文学賞を受賞した。 静かで端正な文体でつづられた作品は、長く濃い余韻をもって読者の心を動かすと支持されており、今後の作品に期待が高まる注目の若手作家の一人である。 監修 吉川凪 仁荷大学に留学、博士課程修了。文学博士。 著書『朝鮮最初のモダニスト鄭芝溶』、『京城のダダ、東京のダダ』、 訳書『申庚林詩選集 ラクダに乗って』、『都市は何によってできているのか』、 『アンダー、サンダー、テンダー』『完全版 土地』(1、3、4、6 巻)など。 キム・ヨンハ『殺人者の記憶法』で第四回日本翻訳大賞受賞。 翻訳 牧野美加 大阪生まれ。看護師として、海外ボランティアも含め医療に長く従事。 2008年より韓国在住。釜慶大学言語教育院で韓国語を学んだ後、新聞記事や広報誌の翻訳に携わる。 第1回「日本語で読みたい韓国の本翻訳コンクール」最優秀賞受賞。 横本麻矢 東京生まれ。大学にて外国語(英語・フランス語・韓国語)を専攻。 報道機関での記事翻訳、一般企業でのインハウス翻訳者を経て、フリーランスとして産業翻訳に従事。 第1回「日本語で読みたい韓国の本翻訳コンクール」優秀賞受賞。 小林由紀 北海道生まれ。法律関連の仕事に携わる傍ら、 韓国映画の魅力を知って韓国語を学び始め、現在は映像字幕翻訳の学習中。 第1回「日本語で読みたい韓国の本翻訳コンクール」優秀賞受賞。 【出版社より】 https://note.com/riemorning/n/nbe61a89b2a1a 【マール店主の感想】

  • ¥ 1,760
  • 2018年〈小説家50人が選ぶ“今年の小説”〉に選出、 第51回韓国日報文学賞受賞作! 誰も傷つけたりしないと信じていた。 苦痛を与える人になりたくなかった。 ……だけど、あの頃の私は、まだ何も分かっていなかった。 あのとき言葉にできなかった想いがさまざまにあふれ出る。 もし時間を戻せるなら、あの瞬間に……。 第8回若い作家賞受賞作「あの夏」を含む、7作品を収録。 韓国文学の〈新しい魅力〉チェ・ウニョン、待望の最新短編集。 【目次】 ・日本の読者のみなさんへ ・あの夏 ・六〇一、六〇二 ・過ぎゆく夜 ・砂の家 ・告白 ・差しのべる手 ・アーチディにて ・あとがき ・訳者あとがき 【書評・メディア情報】 高知新聞(5月17日)/書評(江南亜美子氏・書評家) 福島民友(5月23日)/書評(江南亜美子氏・書評家) 南日本新聞(5月24日)/書評(江南亜美子氏・書評家) 中國新聞(5月24日)/書評(江南亜美子氏・書評家) 福井新聞(5月31日)/書評(江南亜美子氏・書評家) NHKラジオ第一「マイあさ!」(7月5日)/訳者・古川綾子さん出演 東洋経済日報(7月7日)/紹介 週刊読書人(7月10日)/書評(吉良佳奈江氏・翻訳家、韓国語講師) 朝日新聞(7月11日)/書評(温又柔氏・小説家) サイゾーウーマン(7月17日)/書評(保田夏子氏) 京都新聞(7月26日)/書評(江南亜美子氏・書評家) 図書新聞(8月1日号)/紹介(「本が好き!」コラボ企画) クロワッサン(8月25日号)/「文学から栄養 よりすぐり読書日記」(瀧井朝世氏・ライター) 東洋経済日報(9月4日)/書評(金珉廷氏・韓国語講師) 韓流ぴあ(11月号)/紹介(「空前の韓国ブームを知る」) 【出版社の紹介より】 https://note.com/riemorning/n/n0255fdf9f689 【マール店主の感想】

  • ¥ 1,980
  • 第1章 あなたの心と身体のこと 思春期のトリセツ 性と生のトリセツ 体調のトリセツ お酒のトリセツ 第2章 あなたと誰かの関係性 友達のトリセツ 会話のトリセツ 怒りのトリセツ いじめ防止のトリセツ 人間関係のトリセツ 第3章 あなたと社会の関係性 場のトリセツ パートナーシップのトリセツ 仕事のトリセツ アートのトリセツ シチズンシップのトリセツ に加え、各章に問いシートとおすすめの本と映画の紹介がついています。 「失敗しないための注意書きや、巧くこなすためのハウツーではなく、失敗しながらでも、あなたのかけがえのない人生をつくっていくためのトリセツを。  あなた以外の人の選択を、実感や納得のないまま受け入れるのではなく、あなたの人生を、あなたの社会を、あなたが選択してつくっていけるようなトリセツを。」 「はじめに」より 「はじめに」で著者の方々が書かれているように、この本はハウツー本ではありません。10代のみなさん、10代の子たちがいるこの社会を支えているたくさんの方々に手に取ってもらえたらうれしいです。

  • ¥ 1,430
  • 夫が突然倒れた、姑や舅が要介護になったら、妻や嫁が自宅で介護するものだとも思われてきた。それらのまじめに介護してきた多くの方々の記録はこれまでにも本となった。でも本書では、介護をまかされる人が本当に献身的に介護する状況を何の疑問も持たず、葛藤もせずに受け入れているわけではないという、多くの介護者が抱えながらどうすることのできない、本当の気持ちをはっきりと提示した初めての本である。著者は夫が脳内出血で突然倒れて植物状態になった妻である。突然のことに立ち向かいながらも、他人の目を気にし、自分の行動が「普通」なのか「普通」から外れているのか、ちゃんとやっているように見られているのかをモニタリングして不安になっていく。献身的に見えることのまるで献身プレイをしているかのごとくふるまうことが介護であり、疑問を持ちながら介護してもいいのだと実体験を元にしながら解く、一味もふた味も違う介護の本。 ー主婦の友社より

  • ¥ 1,870
  • 必死で 情けなくて まぬけな 愛すべき「私たち」 ネット古書店でエゴサをしていたら、サイン入り自作が売りに出されていることに気づいた作家「イ・ギホ」。しかも他の作家の本より格安、酷評のコメント付きだった。 悶々として眠れぬ作家は、出品者に直接会おうとはるばるでかけるのだが……。(「チェ・ミジンはどこへ」) 夫殺害の嫌疑をかけられながら逮捕されなかった女が、十数年後、時効を3か月後に控えて自首した。一体なぜなのか。(「ずっと前に、キム・スッキは」) 「あるべき正しい姿」と「現実の自分」のはざまで揺れながら生きる「ふつうの人々」を、ユーモアと限りない愛情とともに描き出す。   ——韓国文学の旗手による傑作短編集  【出版社の内容紹介】 著者 イ・ギホ 著 斎藤 真理子 訳 価格 1,700円(税別) 発売日 2020年1月24日 判型 四六判 製本 並製 頁数 320頁 ISBN 978-4-7505-1628-8 Cコード C0097 おもしろかった。短編集なのだけれど、どの短編集もすべておもしろかった。読みやすい文体なので、スッと中に入れて読みすすむことができる。が、読み終わった後には、なんだかうすら寒くなる。やさしいようでいて、ひどく冷静な、寄り添うようでいて、どこからも離れている、そんな感じを受ける。 最初の短編もそうだが、作家が主人公のものがたりがいくつかあり、中には同じ名前だったり、あとがきとされている短編はほぼ実話ということで、小説なのか実際にあった話なのか、その境界線がわざとぼかしてある。 訳者の斎藤さんが解説しているように、韓国文学では恥や羞恥という感覚が非常に重要なテーマとなっている。韓国で暮らしていると、恥はいろいろな顔をしていて、人としての倫理に外れることを強烈に恥とする面がありながら、貧しさ、みすぼらしさなど、表面的な部分にもすごく恥を感じる人たちだなと思うことがある。外見やTPOにうるさく、自分がよければどんな格好をしていても、それでよしとする意識は日本以上に少ない気がする。 この短編集でもいろいろな場面で人々は羞恥心を感じ、怒ったり、自嘲したりする。それとはわからないようなところで、突きつけられる自己矛盾に恥ずかしくなったりもする。 唯一それをしない主人公は、表題作の誰にでも親切な教会のお兄さん、カン・ミノだ。彼はそれを忘れてしまう。自分のふるまいを、自分がやってきた、もし覚えていたら恥ずかしくなってしまうようなふるまいを思い出せない。聖者に1番近そうな親切な教会のお兄さんだが、こういう人はやっかいだ。人を傷つけ続ける。そしてわたしの中にもたぶんカン・ミノがいる。 著者のイ・ギホさんは全く反対の人のような気がする。自分の恥ずかしさを忘れられないどころか、書き留めてしまう。長く生きているとネタにするしかないと苦笑いするようなことがいくつかあるけれど、それをきっちり「作品」にして、さらにバツが悪くなっているような作家はあまりいないんじゃないだろうか。 私はそんな作家の書いたこの本が好きだし、他の作品も読んでみたいと思う。【お店より】

  • ¥ 1,760
  • 創刊以来86年ぶりに3刷となった「文藝」2019年秋季号特集「韓国・フェミニズム・日本」が、大増補のうえ遂に単行本化! 日韓の書き手が描き出す韓国文学とフェミニズムのいま。 創刊以来86年ぶりの3刷となった 「文藝」2019年秋季号の特集「韓国・フェミニズム・日本」、内容を新たにした完全版! ベストセラー小説『82年生まれ、キム・ジヨン』の著者チョ・ナムジュによる傑作短編「家出」、シンガー・ソングライターのイ・ランによる初邦訳作「手違いゾンビ」、新世代のフェミニスト作家ユン・イヒョンの代表作「クンの旅」、性暴力をめぐり社会の現実を克明に暴くパク・ミンジョン「モルグ・ジオラマ」など、韓国文学の最前線をいち早く紹介! さらに、いま韓国で最も注目を集め、文学の未来を担う作家ファン・ジョンウンとチェ・ウニョンのふたりによる、本書のための書き下ろしエッセイを収録。 他にも大注目の書き手たちによる書き下ろしと特別企画を加え、「文藝」の特集からさらにパワーアップし、『完全版 韓国・フェミニズム・日本』としてここに誕生!【出版社の内容紹介より】 単行本 A5 ● 192ページ ISBN:978-4-309-02837-8 ● Cコード:0095 発売日:2019.12.02 「文藝」秋季号がおもしろいと聞いて本屋さんをまわったが品切れ、あとで本になると聞いて楽しみにしていた本。書き下ろし、対談、エッセイあり、ブックガイドあり、韓国についてのキーワードも韓国文学マップも入っていて、初めて韓国文学に触れる人にも親切。そばに置いて何度も手に取りたくなる。【お店より】

  • ¥ 2,750
  • 『菜食主義者』でマン・ブッカー国際賞に輝いた、ハン・ガン渾身の物語 あの光州で起きた民主化運動の鎮魂曲 光州事件から約三十五年。あのとき、生を閉じた者の身に何が起きたのか。 生き残った者は、あれからどうやって生きてきたのか。 未来を奪われた者は何を思い、子どもを失った母親はどんな生を余儀なくされたのか。 三十年以上の月日を経て、初めて見えてくるものがあるーー。 丹念な取材のもと、死者と生き残った者の声にならない声を丁寧に掬いとった衝撃作。【出版社内容紹介より】 ここ数年読んだ本の中で1番かもしれない。それほど自分の中に何かが残った本だった。 光州事件で民主化運動を「よきもの」として行動した人たちが命を落とし、肉体が朽ちていく中、残った魂はどうなったのか、そして残されたものたちは、傷ついたからだとこころを抱えながらどう生きたのかが克明に記されていて、読んでいて胸に迫ってくる。 この本を知ったきっかけは斎藤真理子さんの「現代韓国文学入門」。そこで、斎藤さんはこの小説の読後感を「経験したことのないスポーツをやっているような経験」と表現しており、また、著者のハン・ガンさんが、イギリスの文学賞、ブッカー賞受賞作の「菜食主義者」よりもこれを読んでほしいと、これだけは多くの人に読んでもらいたいと話していたとの紹介があった。 本を読んだ後、私も、かたちのない、けれど重みのあるずしんとした何かを受け取ったような気がして、ただそれがなんなのか、なかなか言葉にできないでいる。 1980年5月18日~27日、民主化を求める学生たちのデモを戒厳軍が過剰に鎮圧し、多くの死者を出した光州事件。その光州事件でなにが起きたのか、いのちを失った後の肉体と魂はどうなるのかが、とても繊細に、生々しく描かれている。民主化運動を「善きもの」として行動した人たちが、命を落とし、朽ちていくさま、体を傷つけられて、こころも傷んでいくさまが、そして残されたものたちがどう生きたのかが、克明に記されていて、読んでいて胸に迫ってくる。 光州事件は最近でも「光州5.18」「タクシー運転手」など、映画になっていたり、KPOP人気グループBTSの歌の中にも取り上げられていたり、痛みを伴いながら、ずっと語り継がれている。 民主化運動の象徴とされる光州事件。韓国で、たびたび繰り返されるのが、「こんな世の中にするために光州の人たちは死んだのか」という文言であるらしく、「光州は1つの装置。どう扱うかが常に問われ、監視される」と斎藤さんは言う。 日本で置き換えるとするなら、光州事件は何になるのだろうか。私たちはその痛みを今も記憶しているだろうか。その痛みを繰り返すまいと、今の日本をしっかり監視できているだろうか。ふとそんなことを思った。【お店より】

  • ¥ 2,090
  • 私の育て方が悪かったんですよね 「普通」の幸せに背を向ける娘にいらだつ「私」。 ありのままの自分を認めてと訴える「娘」と、その「彼女」。 ひりひりするような三人の共同生活に、やがて、いくつかの事件が起こる。 【出版社の内容紹介より】 著者 キム・ヘジン 著 古川 綾子 訳 価格 1,900円(税別) 発売日 2018年12月19日 判型 四六判 製本 並製 頁数 232頁 ISBN 978-4-7505-1568-7 Cコード C0097 娘を愛しつつも受容できない葛藤。 きっと私の母も感じたであろう葛藤を、そのまま見せてくれた作品。【お店より】

  • ¥ 1,760
  • https://www.shodensha.co.jp/almond/ 韓国で30万部突破!「書店員が選ぶ今年の本」(2017)に選ばれた感動のベストセラー小説、ついに上陸! “感情”がわからない少年・ユンジェ。 ばあちゃんは、僕を「かわいい怪物」と呼んだーー 扁桃体(アーモンド)が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳のユンジェは、 目の前で家族が通り魔に襲われたときも、無表情で見つめているだけだった。 そんな彼の前に、もう一人の“怪物”が現れて……。【出版社の内容紹介より】 ■出版社: 祥伝社 ■著者名: 矢島暁子/ソン・ウォンピョン ■ISBNコード: 9784396635688 ■判型/頁 : 四六判ハード /272頁 ■定価: 本体: 1,600円+税 ■発売日: 2019/07/10 「ばあちゃん、どうしてみんな僕のこと変だって言うの?」 「人っていうのは、自分と違う人間が許せないもんなんだよ」 扁桃体(アーモンド)が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳の高校生、ユンジェ。 そんな彼は、十五歳の誕生日に、目の前で祖母と母が通り魔に襲われたときも、ただ黙ってその 光景を見つめているだけだった。 母は、感情がわからない息子に「喜」「怒」「哀」「楽」「愛」「悪」「欲」を丸暗記させることで、 なんとか“普通の子”に見えるようにと訓練してきた。だが、母は事件によって植物状態になり、 ユンジェは、ひとりぼっちになってしまう。 そんなとき現れたのが、もう一人の“怪物”、ゴニだった。 激しい感情を持つその少年との出会いは、ユンジェの人生を大きく変えていくーー。 怪物と呼ばれた少年が愛によって変わるまで。 【2020年本屋大賞翻訳小説部門第一位受賞作になりました!】 扁桃体(アーモンド)が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない16歳の高校生ユンジェ。ばあちゃんに「かわいい怪物」と呼ばれていたユンジェの前に、もう一人の怪物が現れる。怒りや恐怖心を体いっぱいに宿した怪物が。 人が感情的になるときというのは、いったいどんな時なのだろう。 人と違うという、ただそれだけで、人は恐怖におびえたり、怒ったりするだろうか。 人と違うということだけでは何かが傷つき、損なわれることはないはず。 では、どんな時に人は怒りと恐怖を感じ、感情的になるのだろう。 痛み、劣等感、寂しさ、蔑み、悪口…。それを受けた時、もしも感情がなかったら、その情景はどのように見えるのだろう。 怒りや恐怖を超えて、その人を理解することはできるのか。愛することはできるのか。 そんなことを思いながら、一気に読んだ本でした。【お店より】

  • ¥ 2,090
  • 「どれほど簡単なことなのか。希望がないと言うことは。この世界に対する信頼をなくしてしまったと言うことは。」 ――ファン・ジョンウン 国家とは、人間とは、人間の言葉とは何か――。 韓国を代表する気鋭の小説家、詩人、思想家たちが、 セウォル号の惨事で露わになった「社会の傾き」を前に、 内省的に思索を重ね、静かに言葉を紡ぎ出す。 「私たちは、生まれながらに傾いていなければならなかった国民だ。 傾いた船で生涯を過ごしてきた人間にとって、この傾きは安定したものだった。」 ――パク・ミンギュ 「みんな本当は知っているのに知らないふりをしていたり、知りたくなくて頑なに知らずにきたことが、セウォルという出来事によって、ぽっかりと口を開けて露わになってしまったのだ」 ――ファン・ジョンウン 「私たちが思う存分憐れみを感じられるのは、苦痛を受ける人たちの状況に私たち自身が何の責任もないと思うときだけだ。」 ――チン・ウニョン 「「理解」とは、他人の中に入っていってその人の内面に触れ、魂を覗き見ることではなく、その人の外側に立つしかできないことを謙虚に認め、その違いを肌で感じていく過程だったのかもしれない。」 ――キム・エラン 「人間の歴史もまた、時間が流れるというだけの理由では進歩しない。 放っておくと人間は悪くなっていき、歴史はより悪く過去を繰り返す。」 ――キム・ヨンス ◎中島京子氏評「2018年の「この3冊」」(「毎日新聞」2018年12月16日) 《傾いた船に乗って沈もうとしているのは私たちだと感じている昨今、その苦しみを噛みしめながら書かれた言葉に打たれる。》 ◎「セウォル号以後文学」の原点 2014年4月16日に起きたセウォル号事件。修学旅行の高校生をはじめ、助けられたはずの多くの命が置き去りにされ、失われていく光景は韓国社会に強烈な衝撃を与えました。 私たちの社会は何を間違えてこのような事態を引き起こしたのか。本書は、セウォル号事件で露わになった「社会の傾き」を前に、現代韓国を代表する小説家、詩人、思想家ら12人が思索を重ね、言葉を紡ぎ出した思想・評論エッセイ集です。 本書に寄稿している作家たちの文学作品は、近年、日本でも広く翻訳出版され、多くの読者を獲得するようになりました。それら新世代の作家が深く沈潜した場所から発した研ぎ澄まされた言葉の数々は、揺るぎない普遍性を獲得し、「震災後」の世界を生きる日本の私たちの心の奥深くに届くものであると確信しています。 《本書に収録された文章は、季刊「文学トンネ」2014年夏号と秋号に掲載された後、同年10月に単行本化されて韓国で増刷を重ね、多くの人に読まれてきました。キム・エラン作『外は夏』に代表される韓国の「セウォル号以後文学」の原点といえる本書を通して、韓国の作家たちが喪失と悲しみにどう向き合ったのかを知っていただければと願っています。》 【出版社の内容紹介より】 四六判上製256頁 1900円+税 ISBN 978-4-7877-1809-9 2018.05.25発行 12人の小説家や学者たちが2014年に書いた文をまとめた本。『セウォル号は船が沈没した「事故」であり国家が国民を救助しなかった「事件」なのだ。』2017年に韓国では大統領の弾劾が成立し、マスコミも全て刷新された。一体どうすればーそう問うていた3年後には、韓国の人々は答えを出していた。 2014年4月16日に起きたセウォル号沈没事故。 わたしが最初に知ったのはたぶん日本のニュースかワイドショーだったと思う。ワイドショーで、どうして船が沈んだのか、積載量はどうだったのか、船の構造は…などという話を延々していたような記憶がある。 次に聞いたのは数年後、2014年4月から始まった私の好きなラジオのパーソナリティーの番組をさかのぼって聴いていた時。4月14日の回からしばらくの間、ラジオのパーソナリティーの沈痛な声と悲しく静かな音楽が流れる放送を聴いた。もともとは明るく楽しい雰囲気もあるラジオ番組だったけれど、その間の放送は全く違ったものになっていた。 その次は「共犯者たち」という映画の中で。 そして、昨日、この本で再びセウォル号に出会った。細かく言えば、「外は夏」というキムエランの短編集で、BTSの「spring day」という歌の中にもセウォル号はあった。 ファンジョンウンという作家の書いたものが読みたいと探していて、偶然手にした本だった。前に知り合いからタイトルを聞いて知ってはいたものの、そのままになっていた本でもあった。 すぐに読み始めて、感想をUPしようとしたけれど、できなかった。最後まで読み込めず、言葉が出てこなかった。1日経った今なら書けるのか、心もとないけれど、思ったことを書いてみようと思う。 収録された12篇の文章はどれもセウォル号沈没事故が起きた2014年の夏と秋に季刊誌に掲載されたもので、12人の小説家や詩人、文芸評論家、社会学者、言論学者、精神分析学者、現代政治哲学研究者が書いている。学者が書いたものは、私にはちょっと読みづらく、咀嚼できずに終わった感がある。 一番心に残ったのは、小説家パクミンギュが自分の章「目の眩んだ者たちの国家」の中で言う、 セウォル号は 船が沈没した「事故」であり                     国家が国民を救助しなかった「事件」なのだ。 もうこの2枚のフィルムは切り離さなければならない。 という文だった。 そう、セウォル号は単なる沈没事故ではなく、沈没しかけている船をみんな見ていながら、船長も船員も、海洋警察も、政府もマスコミもみな誰一人船に残された300人以上の高校生たちを助けようとしなかった事件でもあるのだ。 この本の中で多くの人が、セウォル号沈没事故が起きた時、自分は何をしていたか、周りの人はどうだったかを書いていた。みんな、最初は全員救助の誤報を信じ、大したことないと思っていた。それが、もうセウォル号以後の世界は存在しないとまで言わせる事件に変わっていく。 そして、この文章が書かれた当時は、批判的な文章を書くのも大変な時期だったのかもしれない。ではこの事件をどうすればいいのか。なにをすればいいのか。誰が何を答えればいいのか。そんな問いが12篇のどれからも浮かんできていた。 「しかし、みんな一緒に滅びてしまったのだから質問しても無駄だ。と私が考えてしまったその世の中に向かって、遺族たちは、持てる力を振り絞って質問をしていたのだ。」「ならば今度は私は何をすべきなのか。彼らの質問に応答しなければならないのではないか。」ーファン・ジョンウン 「これは最後のチャンスだ。どんなに困難でも辛くても、私たちは目を開けなければならない。」「私たちが目を開けなければ 最後まで目を閉じることのできない子どもたちがいるのだから」ーパク・ミンギュ 「そして、この質問に対して小説家はどんな使い道があるのか考えてみる。誰でも考えられそうな話を長く引きのばして書くこと以外に、どんな効用を期待することができるのだろうか。それでもどこかに答えがあるだろう。少なくともこの仕事は、プラスペンが一本、目の前を通り過ぎるとき、手を伸ばしてそれを掴もうとする力ぐらいは与えることができるのではないかと、期待してみる。」-ペ・ミョンフン この日本語訳が出たのは2018年。2017年に韓国では大統領の弾劾が成立し、それを実現した運動はキャンドル革命と呼ばれた。大統領の息のかかっていたマスコミもすべて一掃された。このあたりのことは「共犯者たち」の映画を観て知った。 いったいどうすればいいのかーそう問うていた2014年から3年後には、韓国に住む人たちは答えを出したのだと思う。それで世界がすべて変わるわけではない。今もいろんな問題は起きている。けれど、応えたのだと思った。韓国の人たちは。 キム・エランが本書の中で語っている言葉 「理解」とは、他人の中に入っていってその人の内面に触れ、魂を覗き見ることではなく、その人の外側に立つしかできないこと、完全に一体にはなれないことを謙虚に認め、その違いを肌で感じていく過程だったのかもしれない。そのうえで、少しずつ相手との距離を縮めていって、「近く」から「すぐ隣」になることなのではないか。 私がとても好きなラジオのパーソナリティーの座右の銘は「理解よりも認めること」だった。きっと彼の言う「認めること」が、キム・エランの言う「理解」なのではないかと思う。 私たちはお隣の国韓国で起きたセウォル号の事件を理解し、そしてその後で起きたできごとに、力をもらうことができるのではないか。私たちの国にもあるセウォル号事件をそのままで終わらせないために。【お店より】

  • ¥ 1,100
  • これは昔々ある国に起こったおとぎ話ではない。 フランスで100万部突破のベストセラー 原著者/Franck Pavloff 原著名/Matin brun 世界10ヶ国以上で出版。「ごく普通の」国家が、日々の生活に知らぬ間に忍び込み、人びとの行動や考え方をだんだんと支配するようになるさまを描いたショート・ストーリー。 日本語版のためにヴィンセント・ギャロが描き下ろした「Brown Morning」14点、哲学者・高橋哲哉のメッセージが加わった日本だけのオリジナル編集。 物語/フランク・パヴロフ(藤本一勇訳) 絵/ヴィンセント・ギャロ メッセージ/高橋哲哉

  • ¥ 1,900
  • 民主主義の母国イギリス発! 世界14カ国で人気の政治入門書 「政治なんてつまんない!」 「政治の話はタブーだって習ったよ」 「正直、どうでもいい」 だけど政治がなかったら、実際どうなると思う? 政治は、世界中どこにでもある。欧米では、政治は身近なもので、だれでもあたりまえのように政治についておしゃべりをする。ところが日本における政治のイメージは、「自分とは関係ない」「つまんない」など、ネガティブなものばかり。それでいいんだろうか? この本では、厳選されたテーマごとに、古今東西のさまざまな政治や社会のしくみ、それにまつわる面白いエピソードを、豊富なイラストでいきいきと解説。日本の教科書には載っていないトリビアもいっぱいで、子どもから大人まで楽しめる政治入門書の決定版だ。この本を読めば、きっとだれかと政治について話したくなる。ようこそ、「政治」の世界へ!【出版社の内容紹介より】

  • ¥ 1,870
  • 結婚や消費で自己実現? ウソだ! 豚小屋に火を放て! やりたいことだけをやってはいけない、 かせがなければいけない、買わなければいけない——負い目を背負って生きることを強いられる「生の負債化」が進行する現代社会。今こそ新自由主義の屈折した労働倫理から解き放たれるとき! 笑いながら溜飲が下がる、トンデモなさそうで腑に落ちる、この新しい読み心地は何? 著 栗原康 定価 本体1700円+税 四六判変型・224ページ ISBN978-4-907053-08-6 2015年4月 装丁 葛西恵 【店主感想】 この本、仕入れてだいぶ経つのだけれど、読んでいなかった。今回ふと読んでみようと手に取ったらそのまま一気に読んでしまった。 この本、まさかこんな内容だったとは⁈耳なし芳一や徳川綱吉、一遍上人に高野長英、大逆事件にイングロリアス・バスターズ、荘子まで出てくる。 著者は大学の先生で専門はアナキズム研究。特に大杉栄の研究者で、この本にも大杉栄や伊藤野枝のことが書かれている。 タイトルだけで、若者の働き方についての本かなと思っていたわたしは、なんてアホだったのだろう。 「遅いインターネット」では、「モノ」の消費、所有による自己表現で共同幻想からの自立を促し、社会を変えた糸井重里を大きく取り上げていたけれど、その消費も、働かなければできないわけで。 この本に出てくる人たちは、そこからも逸脱している。いろんな時代のいろんな人たち。最期はかなり悲惨だったりもするけれど、なんだかみんな生き生きしている。 この本は5年前に出版された本だけれど、今読むといいんじゃないかと思う。特に下に引用させてもらった部分。今だからこそ、よく考えたい。 「でも、よく考えてほしい。ほんとうに、みんながみんなそんなにはたらきたがっているのだろうかと。むしろ、いままでがんばってきたのだから、失業したり、仕事がみつからなかったときくらい、カネをもらって休んでもいいんじゃないかとおもうひとのほうがおおいのではないだろうか。いや、ちがう。これだけ仕事がなくなっているのだから、もうみんなでたすけあって、はたらかないで食べていく道をさぐったほうがいいのではないか。というか、そういうたすけあいこそ、ほんらい労働とよぶべきではないだろうか。みんなが小躍りしてしまうようなたのしい空間をつくることこそが、ほんとうの意味での労働ではないだろうか…」

  • ¥ 1,980
  • 転職活動で50社連続不採用、従兄の死をきっかけに33歳でひとり出版社を起業した。編集未経験から手探りの本づくり、苦手な営業をとおして肌で触れた書店の現場。たったひとりで全部やる、小さな仕事だからできること。大量生産・大量消費以前のやりかたを現代に蘇らせる「夏葉社」の10年が伝える、これからの働き方と本の未来。【出版社の内容紹介】 発売日:2019/11/27 書誌情報 装幀 南伸坊/装幀 発行形態 書籍、電子書籍 判型 四六判変型 頁数 223ページ ISBN 978-4-10-352961-3 しみじみと胸にしみた文を書き留めておく。 「結局、自分がこれまでやってきた仕事の延長線上にしか、新しいしごとはないのだ、と思う。 その土台を無視して、全く新しいことを始めたり、あたらしい展開を試みたところで、それはやっぱり、ただの付け焼刃に過ぎない。 次の仕事は、いつだってこれまでやってきた仕事が規定する。それがよいものであれ。悪いものであれ。」 「現在流通している本よりすごい本が古本屋さんにはある」 「復刊した『昔日の客』のあとがきで、息子の直人さんが紹介した、関口良雄さんの言葉がいつまでも忘れられない。  古本屋というのは、確かに古本というものの売買を生業としているんですが、私は常々こう思っているんです。古本屋という職業は、一冊の本に込められた作家、詩人の魂を扱う仕事なんだって。ですから私が敬愛する作家の本達は、たとえ何年も売れなかろうが、棚にいつまでも置いておきたいと思うんですよ。 ぼくは、この言葉に強く影響を受けた。自分の仕事の方針を決定づけられた、といってもいい。」 「ここに書いてある「市民の要求に合わせながら、主体的な判断によって本を選び、その選択がまた市民の要求に影響を与えてゆく」というサイクルは、本屋さんにとっても同じことがいえるし、出版社にとっても同じことがいえる。」 「たいせつなのは待つことだ。自分がつくったものを、読者を信じて、できるだけ長いあいだ待つこと。自分がつくった商品の価値を信頼すること。自分の仕事をいたずらに短期決戦の場に持ち込まず、5年、10年と長いスパンで自分の仕事を見ること。」 「ひとりであれば、待つことができる。誰にも迷惑をかけず、店でひとり店番するように、お客さんを待つことができる。」 今回お店を閉めている間にお店にある本を少しずつネットショップに移していった。1冊1冊、本の基本情報と、出版社の内容紹介と、私が読んだ時の本の感想を載せた。そうしたら、棚のかたまりの中にあった本がひとつひとつ、また私の前にやってきた感じがした。 それぞれの本と対面するのは、新刊を仕入れて入荷してきたとき、買取をしたとき、棚に入れる時。あとは時々SNSで本の紹介をあげる時だけだった。今回、いろいろな出版社のHPから、本の紹介、本の厚さや大きさなどの基本情報を調べていくうちにいろいろなことがわかった。 うちにある本は童心社、偕成社、河出書房新社の本が多かった。あとは韓国文学もすこしまとまってあるので、亜紀書房。そんな風に出版社別に見たことがなかったから、ちょっと新鮮だったし、出版社によって、本の紹介もさまざまだった。編集者さんからの一言がたくさん書かれていたり、特設ページがあったり、そういうものをきちんと読み込まずに本を置いていたことが恥ずかしくなった。 やっと半分くらい登録し終わったけれど、まだカテゴリー分けがきちんとできていなかったり、古本の状態がきちんと説明できていなかったりする部分がある。お店からの一言もまだついていない本が多い。そんなことをやりながら読んだ本だったということもあって、いろいろと身に沁みてしまった。できていないことが多すぎて。そこまでしっかり考えて本を手渡してこなかったと。 でも不思議なことにこの本は、そんなふうにわが身を恥ずかしく振り返ることはあっても、本を読んでいて責められるような気持ちには一つもならなかった。この人はすごい、私はダメだという気持ちにはならなくて、逆に応援されているような気持ちになった。できていないところをひとつひとつ丁寧にやっていこう。そういう気持ちになれた。それは島田さんがそういう人だからなのだろう。私よりずっと年下の人に応援されている。BTSのJ-HOPEくんにしてもそうなのだが、最近の私は年下の人に応援されながら生きているような気がする。【お店より】

  • ¥ 1,760
  • 「文句を言うな」 「君だって一員なんだから」 「嫌なら辞めちゃえば?」 「母親なんだからしっかり」…… 政権の欺瞞から日常のハラスメント問題まで、隠された「呪いの言葉」を2018年度新語・流行語大賞ノミネート「ご飯論法」や「国会PV(パブリックビューイング)」でも大注目の著者が「あっ、そうか!」になるまで徹底的に解く! 「私たちの思考と行動は、無意識のうちに「呪いの言葉」に縛られている。そのことに気づき、意識的に「呪いの言葉」の呪縛の外に出よう。思考の枠組みを縛ろうとする、そのような呪縛の外に出よう。のびやかに呼吸ができる場所に、たどりつこう。 ――それが、本書で伝えたいことだ。」(本文より) 【訂正情報】 本書36頁内、神部紅さまのお名前に「じんぶあかね」とルビがふってありますが、正しくは「じんぶあかい」の間違いでした。 謹んでお詫びを申し上げると共に、訂正させていただきます。【出版社の内容紹介より】 上西充子 著 四六判並製 284頁 定価:本体1600円+税 978-4-7949-7088-6 C0095〔2019年5月〕 コロナで家にいる時、国会中継をまとまった時間見た。ひどかった。出されたものを読むだけ。それすら満足にできない大臣。寝てる人。論理的な話は何もないおじいちゃん。でも大臣。びっくりした。これはギャグなのか?と思った。でも違った。れっきとした国会中継だった。 この国会中継を街頭でパブリックビューイングできるようにした人たちがいて、本も出版されている。その本を読みたかったのだけど、あいにく売り切れていた。私のように、家にいる時間が長くなって国会中継を見て愕然とした人たちが買っているのかもしれない。で、同じ著者の別の本があったので、それを読んでみることにした。 読んでみてまず「この本は優しい」と思った。自分の体験したことや見聞きしたことが、そのまま相手にわかりやすいように書かれている。 本の中ではまず「嫌なら辞めればいい」という呪いの言葉の解きかたから始まっていて、第2章からは労働、ジェンダー、政治をめぐる呪いの言葉についての章があり、そのあとに灯火の言葉、湧き水の言葉と続いていく。 高度プロフェッショナル制度や「#MeToo」、原発事故やデモなどの時事問題に触れつつ、「逃げ恥」「サンドラの週末」などのいろいろなドラマや映画、漫画を通して、呪いの言葉を見つけ、詳しく、丁寧に解いていくこの本。 手にした人には、呪いの言葉から解き放たれて自分の言葉を取り戻してほしい。そんな気持ちが伝わってくる。呪いという言葉連発の本なのだけど、明るくて優しい。そしてここに挙げられたドラマや映画をすぐに見たくなる。そして感想を誰かに話したくなる、そんな本でした。【お店より】

  • ¥ 1,100
  • 母であることのすべてがつまった絵本。 親でいることの喜び、不安、苦しみ、寂しさ―― 普遍の真実がシンプルな言葉で語りつくされる。 母親や、これから母になろうとしている女性、巣立とうとしている子どもたち…… それぞれがそれぞれの読みかたをできて、それぞれの感動を味わえます。 母の日の贈り物や、妊娠出産時のプレゼントとして、 手から手へ贈られつづけている普遍の名作です。【出版社の内容紹介より】 ハードカバー: 40ページ 出版社: 主婦の友社 (2008/3/6) 言語: 日本語 ISBN-10: 4072559938 ISBN-13: 978-4072559932 発売日: 2008/3/6 この本を初めて読んだときは、娘と私のことを思いながら読んでいました。 小さい娘を抱き締め、手を引いて歩いたことを思い出し、自分が年老いていく姿を思い浮かべて、胸がいっぱいになり。 最近は年老いた母のことを考えながら、この絵本を開きます。 私は絵本の中であかちゃんであり、娘となり、そして母になり。 決して仲良し親子でもなく、言い合いも多かったけれど、母もこんな気持ちで私を想うことがあったかもしれないなぁと思うと、それでまた胸がいっぱいになるのでした

  • ¥ 1,980
  • セミが人間と一緒に会社で働いている。誰からも認められず昇進もせず、それでも17年間コツコツと……。 誰の心にも残る、印象的な、静かで過激な問題作。 人間なんて大したことない。 誰もがたぶん気づいているこの事実を、物語で描くのは、本当に大変なことです。 それをこれだけの枚数でやってのけるとは、いつもながら恐れ入ります。 (道尾秀介氏)【出版社の内容紹介より】 単行本 A4変形 ● 32ページ ISBN:978-4-309-29019-5 ● Cコード:0071 発売日:2019.05.14 ショーン・タンの5年ぶりの新作。 灰色のオフィスで17年間、 けっきん なし、ミス なし、しょうしん なし、いえ なし、そうべつかい なし、かんしゃ なしで働いたセミのおはなし。 セミはニンゲンじゃないから、ニンゲンのことを笑って森に帰ったけれど、私たちは…。

  • ¥ 1,980
  • 「民主主義は、なにをしてあそんでもいい、自由時間のようなものだ」 で始まり、 「民主主義は、あそびのようなものだ。 それは、みんなであそぶ、自由のあそびだ。」 で終わるスペインの絵本。 今の日本の民主主義はどんなもの? ちゃんと自分で考えてみよう。 民主主義は誰のもの?

  • ¥ 1,980
  • 見返しにはたくさんの独裁者たちの似顔絵が描かれている。独裁の時代を生きた経験のあるミケル・カサルがこの本の絵を描いている。 独裁者というと血も涙もない極悪人という感じがするけれど、この絵本の中で表現されている独裁者を見ると、あれ?こんな人近くにいるのでは…と思う。

  • ¥ 1,320
  • 「もしも 話すことばが 目に見えたら どんなかたちを しているだろう」 毎日何かしら言葉を発さない日はないからか、ふと繰り返し読みたくなる絵本がある。 音がいろいろな色に見える人の話を、あるラジオで聴いたことがある わたしは今日どんなかたちのどんな色のことばをたくさん話したかな。【お店より】