KPOP韓国語クラス、昨日はTWICEの新曲をやりました。TWICEが好きな生徒さんで、まだ新曲が出て間もないですが、耳コピしていて、あの早いラップも普通に歌えていました。

まだ韓国語の勉強を始めたばかりなので、文法や単語はこれから覚えていく感じなのですが、好きな歌は意味が追えてなくても覚えて歌えるってすごい！

TWICEのいろいろを逆に教えてもらって授業終了しました。（私はまだ全員の顔と名前が一致してません💦）

KPOP韓国語クラスをやろうと急に思い立ったのは、去年の8月の始めでした。その頃、あいちトリエンナーレの展示が中止になったり、徴用工問題があったりしていて、ワイドショーも嫌韓ムード、雑誌も週刊ポストなどが毎週嫌韓記事を書いていました。

うちは夫が韓国人、私が日本人の日韓家族です。両国の間にさまざまな問題があるのはわかる。けれどだからダメだ、だから嫌いだ、ではなく、よくしていく方向にはならないのか、どうしてマスコミはこんなにも煽るのかと、悲しく腹立たしい気持ちになっていました。

週刊ポストの記事に抗議をして、版元である小学館からは今後本を出さないと言う作家さんがいたり、連載から降りることを決めた作家さんもいました。わたしもこれはひどすぎるって、どこかに言おうか、書こうか、記事を集めてFBにこれはひどいって出そうか…なんて、考えてみたり。

そんな時に思いついたのがKPOP韓国語クラスでした。ちょうど その前から友達の娘さんが BTSファンで、歌詞の内容を教えてほしいと言われたことがあり、ちょこちょこ韓国語を教えていました。

韓国はダメだ嫌いだとヘイト本をつくったり、ワイドショーがナッツだたまねぎだと取り上げている中でも、KPOP人気は変わらず、ドラマも人気がある。好きな歌の意味を直接知りたい。推しの言っていることを、翻訳なしにわかるようになりたい。そう思っている人たちと好きという気持ちでつながっていけたらいいのではとふと思ったのでした。その頃は毎日何かしら嫌韓の記事や映像を目にしていて、じわじわと弱っていたのだと思います。

恐る恐る手書きの貼り紙をするだけで、他には特に何もせずでしたが、少しすぎたころ、友だちからやりたいと話があり、まだほぼ知り合いだけですが、今もいくつかクラスが続いています。

韓国では、日本のアニメや漫画、歌は昔から人気があって、そこから日本語を習い始め、留学に来た人もたくさんいました。日本は前まで韓国の文化にはほとんど関心がなかったけれど、今はKPOPや韓国の映画、文学が好きになり、韓国語を勉強して留学に行く人も増えてきました。

お互いが、お互いのいいところを知り、過去を知り、問題点を知り、どうしていったらいいかを考える。それができるかもしれない。とちょっと思っています。

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